青漆喰の家
HOUSE OF BLUE SHIKKUI

金沢のひがし茶屋街。
数年前に訪れた時に、深い青に彩られた座敷を見た時、言いしれぬ感動に包まれました。
元々青は武士にとって高貴な色とされ、弁柄で彩られた朱色の座敷より格上とされていた、と説明を受けました。
ラピスラズリから作られた青は当時金箔より高価であったとか。
ご相談頂いた古民家のご主人は、代々武家のお家柄。
この古民家も元々別の場所から、武家屋敷を移築したものとお聞きしました。
建築当初からいえば、200年以上経過している古民家。
その再生の仕事の責任に身が引き締まる思いがしました。
そこから「青」との格闘がはじまりました。
漆喰で数十種類のサンプルを作り、時間を置いて経過を観察。
乾燥による色の変化、劣化、ひび割れ等を注視し、改善し、調合を変えてまたサンプルを作る。
それを何度も繰り返し、やっとあのひがし茶屋街で見た美しいブルーに辿り着きました。
この美しいブルーと共に、これからも何代にも渡って永くお住まい頂ければ、設計者としてこれ以上の喜びはありません。


SKETCH & FINAL FORM

SKETCH painted by Akira Ono
(※初期段階のアイデアィスケッチ)

FINAL FORM

SKETCH painted by Akira Ono

FINAL FORM

SKETCH painted by Akira Ono

FINAL FORM
BEFORE & AFTER

BEFORE

AFTER

BEFORE

AFTER

BEFORE

AFTER

BEFORE

AFTER

BEFORE

AFTER

BEFORE

AFTER

BEFORE

AFTER

BEFORE

AFTER




















VIDEO
青漆喰の家 vol.01
HOUSE OF BLUE SHIKKUI
青漆喰の家 vol.02
HOUSE OF BLUE SHIKKUI